東京都発表の自転車レーン革命を読む

先程、東京都建設局が、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた「自転車推奨ルート」の整備について発表しました。

概要はバイクジャーナル本体に掲載したこちらをお読み頂きたいのですが、地味にこの計画が結構凄いので、個人的な意見として計画概要を見て思った事を書いてみようと思います。

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(東京都発表資料より)

在京サイクリストとしてこの計画をざっと読むと一番興味深いのは、今まで自転車レーンが一切整備されて来なかった国道357号線(湾岸道路)への自転車走行空間の設置の案内でしょう。

国道・都道・市区道の区別なくシームレスに走行レーンを繋いで行くと発表にある通り(今回はオリンピック絡みの発表なので、都は威信にかけて20年までにやり遂げると確信しております)、既に整備途中である虎ノ門からの新虎通りの自転車レーン(現状では国道などとの接続地点でレーンが途切れています・・・)が、臨海部へとシームレスにつながり、湾岸道路を経て殆ど途切れる事なく荒川サイクリングロードへとつながることになります。

ちょっと文字だけだと判りにくいので、google mapに線を書いてみました。

arakawa

荒川サイクリングロードの河口から都心へのアクセス(もしくはその逆)に大きな問題があった事は、在京サイクリストなら知っての通りですが、これが20年までにつながると東京のサイクリング事情にとっては革命的な出来事になるんじゃないでしょうか?

例えば246の三茶辺りに住んでいる人が荒川CR(or臨海部)に出ようとなると、青山辺りまで出るのは最近は走行レーンも整備されてるし、走行レーンが嫌なら裏道を走って行くと簡単に出れますよね?青山と赤坂見附の間は道も広いので走り易いんですが、その先から東京駅周辺エリア、銀座エリアを越えて、臨海部に出て、トラックがバンバン走っている国道357周辺を走って荒川CRに出るって、もはや苦行以外の何者でもありませんでした。浅草方面を通って荒川に出るのも苦行。

ところが計画が実行されると、赤坂見附辺りから、環状二号の自転車ハイウェイ(何故か対面通行とか馬鹿にされがちですが、あれは暫定的なモノです)を通って汐留、築地市場跡地を越えて有明まで自動車の恐怖に怯える事無く走れます。そして、締めは国道357号線に整備が発表された走行空間を通ると、荒川CRにたどり着いてしまう。

荒川CRを走る程元気の無い日は、若洲臨海公園方向にも整備される走行空間を走って臨海公園サイクリングロードを回って帰ってくれば、それだけでも往復30kmちょっとと丁度良い距離です。

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(招致資料より)

今回の発表には含まれませんでしたが、海の森公園(MTB競技会場予定地)周辺にも10kmのサイクリングロード整備が計画されているので、そっち方向を回るのも楽しそうです。個人的にはマウンテンバイクコースが、大会後も一般開放されて走れるようになってくれれば都心から自走で乗りに行けてさぞかし楽しいだろうなぁ。と期待しておりますがこちらについては現状では暫定競技会場としか発表されていません。

三茶を例に出してみましたが、多くの都心区在住のサイクリスト(=環境に恵まれていない)が、整備によるメリットを受けられると思います。

その他の整備区域については大井埠頭近辺の整備が気になる所ですが、この辺はまた今度資料を精査してみたいと思います。